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『日本初の女性映画監督 坂根田鶴子を追って』

概要

 坂根田鶴子(1904~1975)は、日本初の女性映画監督だが、世の中にあまり知られないままにきた。京都に生まれ、自らの意思で離婚し、映画の世界へ。女がほとんどいない現場で、以後、男装を通す。溝口健二の助監督となり、劇映画の監督デビューを果たすも、内容、興行ともに振るわず、文化映画の世界へ。

 満州映画協会で10作品を監督。うち『開拓の花嫁』のフィルムだけが現存する。日本に引き揚げ後は、女性で学歴がないことを理由に助監督にすらなれず、スクリプターとして生涯を終えた。

 「私は、女の世界から見た真実な女の姿を、自分の人生観とともにくまなく描きたい」

と書き残している。女と映画と戦争と、その三つが交錯する真ん中で、格闘した人生だった。

クレジット

2004年 / ビデオ / 22分

​撮影:大津幸四郎

VE:奥井義哉

編集:大橋富代

ナレーター:中里雅子

 

製作:坂根プロジェクト

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