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日本テレビ 日曜スペシャル 『幻の全原爆フィルム日本人の手へ 悲劇の瞬間と37年目の対面』
このスライドには、熱線により「焼けただれて皮膚がなくなった少年の背中」や、
放射線の影響を受けた「原爆ケロイドの傷痕」の画像が多数含まれます。

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概要

 原爆被害のフィルムは、1945年9月から日本人スタッフが、11月から米戦略爆撃調査団が撮影したが、米国立公文書館に眠ったままであった。1980年に、それらの記録映像のコピーを一人が10フィート分・3000円ずつ出して買い取り、新しい原爆映画を作る「10フィート運動」が起きた。異なる4作品が生まれ、これはTV番組用の最も長い版である。当時のフィルㇺに映っている被爆者を探すことから始め、その方たちを中心に、広島で約10人、長崎で約15人の証言を撮影。

 当時治療にあたった医師、広島・長崎の二重被爆者、朝鮮人被爆者、原爆孤老、胎内被爆の原爆小頭症の親子など、その証言は多岐に渡る。初めて語った方も多かった。写真も含め、その時点での原爆資料映像の集大成でもある。

 “残酷”で、生々しく、痛々しい映像も多く出てくるが、それでも投下から数か月たって撮られたものだ。また熱線、音、臭いもない。伝えきれないのが原爆被害であり、現実のすさまじさは想像を超えている。​被爆者はその中を懸命に生きてきた。目をそむけずに、事実ときちんと向きあっていきたいただければと思う。

*ギャラクシー月間賞・東京国際女性映画祭(2005)他 上映作品

クレジット

1982年 / テレビ / 75分

ナレーター:鈴木瑞穂

撮影:大津幸四郎

編集:池田龍三

整音:木村哲人 井上洋右

音楽:古山雄三

プロデューサー:後藤英比古

制作:石川一彦

協力:子どもたちに世界に!被曝の記録を贈る会・映画制作委員会

製作:日本テレビ 日本映像記録センター