top of page
概要
鹿児島県の最南端、与論島。かつて、この島から仕事を求めて、福岡県大牟田市の三池炭鉱に集団移住した人々がいた。その子孫は、今でも多くが三池の地に暮らしている。言葉や文化の違いから、地元の人に差別されながらも、懸命に働き、生きてきた人々。しかしその歴史は、与論島ではほとんど語られてこなかった。自分たち・先祖たちのつらかった過去を、子や孫たちに伝える必要はないと。 それが今、変わり始めている。自分の祖父が移住していたことを、授業により初めて知る女子中学生。修学旅行で三池炭鉱跡地を訪れ、「もっと知りたいし、伝えていきたい」と言う。誇りを持って生きてきたユンヌンチュ(=与論の人々)の姿は、しっかりと受け継がれている。
bottom of page